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カドミウム低減快削黄銅棒 LCdシリーズ

概要

カドミウム低減快削黄銅棒は、ELV,RoHS などに対応するよう、カドミウム含有量を管理した快削黄銅棒です。

特徴

カドミウム75ppm未満の管理体制
従来の快削黄銅棒と同等の機械的性質,物理的性質
電磁攪拌による高気密と低カドミウム化を実現
※ 内容は改良のため予告なく変更する場合があります。

カドミウム低減材(LCd シリーズ)諸元表

製造範囲

六角 四角
寸法(mm) 5~40 5~40 5~40

※上記以外の寸法・形状につきましては、別途ご相談ください。

背景

※環境に対する規制

RoHS指令:EU(欧州連合)における電気,電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限令。2006年7月以降適用。
ELV:使用済み自動車に関する欧州議会及び理事指令。2003年7月以降適用。
→いずれも鉛,水銀,カドミウム,6価クロムなどの有害物質に関する規制です。

黄銅棒中のカドミニウムについて

※なぜカドミウムが含有されるのか?

黄銅棒はリサイクルの優等生です。原料として、再生された亜鉛,市中から回収される切粉,棒端材などを多く使用します。これらにはカドミウムが含まれているため、製造される棒材にもカドミウムが含有されるのです。

※どうすればカドミウムは低減されるのか?

使用する原料の品位を上げ、元から含有されているカドミウムを低減することで対応可能です。電気亜鉛の使用、リターン材,切粉などの管理により実現します。

※どうやって含有量を保証するのか

JISに定められた、カドミウム分析方法に基づいて分析を行い、含有量を保証します。原子吸光分光装置,ICP高周波プラズマ発光分析装置などを使用します。

当社では更に出荷製品についてもエネルギー分散型蛍光X線分析装置を使用して確認分析を行い、出荷製品のカドミニウム保証を確実なものにしています。

※カドミウム低減材は使いにくいのでは?

硬さや伸びなどの機械的性質、切削性そのほか今までの材料と全く変わりなく使用できます。切削屑も一般材と混ぜて問題ありません。

大木伸銅工業(株)が自信を持って製造する、カドミウム低減材(LCdシリーズ)をぜひお使い下さい。

お問合せ・ご相談窓口

03-3933-8620 [受付時間]平日8:30~17:50(土日祝休日) メールでのお問合せ

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